アイルランド日記〜2002・早春♪ bS 


5日目 2/27(水)

寒い朝、毎日食べまくり飲みまくりのくせに、やっぱりおいしいブレックファスト♪
でも朝食の時間はちょっぴり遅めになりつつあります。。時間に縛られない自由旅は、体と相談して動けるのがいい所。。

出発しようと車内の温度計を見ると、気温0℃。。やっぱり寒い。。
さてどっちへ向おうかぁ〜と、そろそろ旅行も後半戦、ダブリンに帰る事を考えながら行き先を決めなければ。。
予定では明日の昼頃に、南西部にあるアイルランド第2の都市コーク(CORK)の空港で車を返して、そこから夜までにはダブリンに移動しなくてはいけません。。
ずっと海岸線を堪能してきたので、ここらで違う風景を楽しみましょう・・・と、ブラックウォーター(Blackwalter)川沿いにマーロウ(MALLOW)という町まで行ってみることにしました。
今度は山(と言っても高くはない)を見ながらのドライブ。。しかも久々の晴天(^○^)
昨夜降ったのか、山の頂上にはうっすらと雪が積もっているのに、なぜかふもとは青々とした緑の牧草地・・・ミスマッチ。
そうそう、寒い国にありがちの針葉樹の類をここではほとんど見かけないのです。。土壌のせいなのでしょうか?
そしてとってもキレイなブラックウォーター川が見えてきたので、ちょっとだけ川沿いを歩いてみようと車を止めてみました。

その後マーロウの町に到着。川沿いの古い町並みには時計台や教会がそびえ立ち、人も多くてなかなかにぎやかで大きな街です。
大きなスーパーの駐車場に車を止め、裏手にあるメインストリートの大きな教会に入ってみると、スーパーの袋を両手に持った買物帰りの女性たちが、そのまま教会に入って膝まずき、お祈りをして帰っていきます。
ミサの為に教会に行くのは当然なのでしょうが、日常生活のちょっとした時間の中でもお祈りは欠かさない。信仰って特別な事ではなくて、本来こうあるべきなんだろうなぁ〜と、思いました。

マーロウの街は田舎好きの私たちにはにぎやか過ぎて、さほど見るべきものもなかったので移動しようと駐車場に戻り、その前にカプチーノでも・・と、カフェに入ると外は突然の大雪。。(@_@)
なのでちょっと雨宿りならぬ雪宿りをしていると、あっというまに小雪になって晴れ間が・・・・通り雪とでも言うのでしょうか?なんともアイルランドらしい気まぐれ天気です。

静かなブラック・ウォーター川
(Black water river)
かわいいカモの親子がたくさん
泳いでいました。

思った程ブラックウォーター川沿いの町に魅力を感じなかったので、やっぱり今夜も海の近くにとまろうと話しながら南下。。
私は千葉、エミちゃんは横浜育ちのせいなのか、やっぱり厳しく荒々しい海沿いの町の方が惹かれます。。(笑)
なので南岸のグルメタウンで有名な港町キンセール(KINSALE)を目指す事にしました。。実は海より、グルメタウンに惹かれただけ。。(^_^;)
途中ランチを食べがてら、ブラーニー城(Blarney Castle)に寄る事にしました。
まずは観光♪ 静かな木々に囲まれた、石造りの中世のお城はとってもロマンチックで、いかにもヨーロッパ。。
このお城の城壁の頂上には有名なブラーニー・ストーンという石があって、26mの高さのこの頂上の壁にある石に、柵に捕まり足を押えて貰いながら仰向けに逆さまになってキスをすると、雄弁になれるとか。。。
度胸試しみたいなものなのですが、私達はこれ以上雄弁になっても困るので、挑戦しませんでした。。実は怖かった(^_^;)
静かなお城の雰囲気と、城壁からの景色を楽しんだ後は、城下町の小さなレストラン「Mackey's」でランチ♪
今日もシーフード・チャウダーとブラウンブレッド。。朝をしっかり食べてお昼は軽くというペースがすっかり出来上がりました。

緑の中にひっそりたたずむ
ブラーニー城
(Blarney Castle)
なんだか出てきそうな雰囲気・・(;゜0゜)


明日の晩はもうダブリンに戻る予定なので、行き当たりバッタリ宿探しは今夜が最後です。
なのでちょっと早めにキンセールの街に入って、明るいうちにじっくり宿を探そうと早めに出発。。1時間程であっというまに到着。。
そしてキンセールの街の入り口にも、アデアで見たような「かわいい村大賞」の看板が・・・どうやら受賞した年が違うようで、ってことは他にも「かわいい村大賞」はたくさんあるってことかぁ〜とナットク。。
でもやっぱり港に入るととってもかわいい町並みで、ハーバーにはたくさんのヨットが留まっています。。今まで行った場所がなんとなく寂しげだったのに、ここはさすが南岸の港町、対岸がスペインというだけあって、明るくカラフル♪

午後早い時間についたので、まずは観光でも・・・と、ツーリストインフォメーションに行ったのに、オフシーズンでやってない。。(ーー;)
ま、いっかぁ〜と車を止めて、おみやげ物やさんを覗いたりしながら街の中心街を散策。。
マリーナになっている湾にに向って傾斜している、坂のある港町です。
ぷらぷら歩きながらその坂の階段を上って路地裏に出た時、ウロウロしている一頭の大きなゴールデンが。。。
無性にうれしくなって近づく私。。すると尻尾を振って私達の方に向って歩いてくるゴル男くん(♂)。
白いクルクルとカールした被毛に、丸くてちょっとゴツい大きな頭は、まさしく英国系ゴールデン。。そしてちょっとトボけた顔したお年寄り。。
かわいいねぇ〜と、思わずナデナデする私に、「知らない犬に触って大丈夫?」と怖がるエミちゃん。。犬とは縁のないエミちゃんにとって、大型犬はやっぱりちょっと怖い様子。「大丈夫だよ、ゴールデンだもん。こんなにおとなしくて人懐こいじゃん。。」
そういえばRONANにに会った時にも、「おっきぃ〜ねぇ〜」と、驚きの声ばかりを連発していたエミちゃん。。ムリないかもねぇ・・・

「どうして一人なのぉ〜?ママは??」なんて聞いても答えるはずもなく、私とエミちゃんに順番にスリよって甘えてきます。。
周りを見回しても人の気配はなく、路地裏の通りに並ぶ家は、どこもドアが閉じられていて、どっかの家から出てきた様子もありません。。
迷子かなぁ〜首輪してるから野良じゃないみたいだし、どうしよう。。
こんな所でレスキューなんて、家に連れて帰れないし・・・おまわりさん呼んで来るべきかな〜?
どうしようかぁ〜〜困ったなぁ〜〜。。とだんだん不安になり、その場を離れられなくなってしまった私達。。
すると、地元の人らしい若い女性が歩いて来て、「Hi!」とそのゴル男君(勝手に命名)の頭を撫でて通り過ぎていきました。
うれしそうにその女性に近づき見送ると、また戻ってくるゴル男君。
「この子きっとこの辺の子だよ・・・いつもウロウロしてるんじゃないの?」「放っておいて大丈夫だよきっと。。」という結論になり、ちょっと後ろ髪を惹かれる思いでその場を立ち去る事にしました。
でも歩き始めると私達と一緒に来ようとする。。着いてきちゃうよ〜どうしよう。。
目をあわさずに振り向かずに、一気に早歩きで行っちゃおう・・・とスタスタと歩き出すと、途中まで近づいてピタっと止まったゴル男君。
あれ?っと振り向くと、キョトンとした目でこちらを見て、再び後ろを向いてさっき私達と出合った家の前に歩いて帰っていきました。
きっと飼い主さんがあの家にいるからあの家の前を離れないんだよ〜。外で待たされてるんだよ〜。。でも繋いで待たせておかないで大丈夫なのかな?・・・ちょっと心配を残しながら車へと戻りました。

思わぬ所でゴル男くんに時間をさいてしまい、その後が気にかかりながらも、今夜の宿探しをしなくては・・・と、またB&Bリストからピックアップ。
ここは夏のリゾート地の為か、オフシーズンに開いている宿が今まで以上に数少ない上に、オープンしてる宿はメイン通りにあって小さく狭そう。。
車で移動しながらちょっと郊外を探そうと走りだしたものの、インフォメーションで地図がGETできなかったので、通りの名前がわからない。。
どうしようかぁ〜とグルグル港を回っていると、大きな犬を連れた老婦人が前を横切りました。
「あぁ〜!さっきのゴル男君だぁ〜〜」
尻尾を高く上げ、いい子で待ってたんだよ〜ボク・・・とでも飼い主さんに言っているように、ピタっと横に着いて歩いているゴル男君。。
飼い主のおばあちゃんはきっと、さっきの家に遊びに行ってゴル男君を外で待たせ、おしゃべりに花を咲かせて楽しんできたのでしょう。
そして待っている間、通行人に愛想を振り撒いて暇つぶしをしているゴル男君。。いかにも田舎町の老ゴルらしい暮らしです。。
ホッとしたのと同時になんだか嬉しくなり、宿探しも足取りが軽くなりました。。歩いてた訳じゃないけど・・・(笑)


港町キンセール(KINSALE)
かわいい町コンテスト大賞を受賞した、
カラフルな明るい港町は有名なリゾート地。
グルメタウンとしても有名です
お金持ちの別荘も多いとか・・・
街の公園で見かけた
ウンチ放置禁止の看板
下には犬のウンチ用ゴミ箱が・・・

路地裏でウロウロしていた
おトボけ顔のゴル男くん(笑)
人懐こくてかわいかったぁ〜
しかしゴツくてデカイ!
犬が苦手なエミちゃんにも
スッカリ懐いてまるで飼い主のよう。
いったい誰の犬??

いくつか見て回って決めたのが、町中から約1km程丘の上に登った所にあるヒルサイド・ハウス(Hillside House)。
リストによると、何社かのガイドブックがRecommended・・・オススメだそうです。。何でもお庭が素晴らしいとか・・・
まずはピンポ〜ン♪と中に入ると、おかみさんと一緒にちょっと大きめのポメラニアンがお出迎え。。私の足に何度も前足をかけてきます。。(^^)
おかみさんが「まぁ〜興奮しちゃって・・・きっとあなた犬飼ってるでしょう?ニオイがするのよ〜」と。。
「ええ、飼ってました・・・」と私が過去形で答えながらも、いやぁ〜このニオイはさっきのゴル男だよね〜と、エミちゃんと相槌。。
ポメちゃんがあまりに元気でしつこかったので、奥さんは迷惑よねぇ〜と奥へ連れて行ってしまいました。
早速お部屋を見せてもらうと、広くてかわいいインテリア。。1階のお部屋なのでお庭にも出られるのですが、お庭は今シーズンに向けてまだ工事中だとか・・・でもさすが「ヒルサイド・ハウス」丘の眺めは素晴らしい。。
料金は一人30ユーロ(3600円)と、今まで比べるとちょっと高めだけど、それでもこのリゾート地にしては安い。。即決定!
早速荷物を下ろして、リビングから繋がっている全面ガラスのサンルームで、ヒルサイドの景色を楽しみながらミルクティーを頂く事にしました。
時間はちょうど日が沈む頃。。小雨が降ったり夕日が輝いたりと、音もない静かな部屋で独特のアイリッシュ・ウェザーを楽しみながらのんびりしていると、あっという間に真っ暗に。。
ちょうどおかみさんが「灯りをつけたら・・?寒くはない・・?」と言いながら入ってきたので、おいしいお魚料理が食べられるお店を教えてもらって、食事に出かけることにしました。

グルっとガラス張りの
サンルームからは
ヒルサイドが一望・・・
こんなすてきなサンルーム
欲しい〜

教えてもらったレストランはホワイトハウス(White house)
オフシーズンで街が静かにも関わらず、お店の中はお客さんでいっぱい・・・なかなか評判のお店らしいです。
私達はそれぞれ、グリルとフライのお魚料理を注文し、白ワインで乾杯♪
アイルランドのお魚料理は、余計なソースや味付けはあまりせず、そのまま素材の味が楽しめるシンプルなものが多くさっぱりとしているので、ワインも進んでしまいます。。(笑)
気持ちよくゆっくりと食事を楽しんだ後はデザート・・・と行きたいところだけど、いつもお腹一杯でそこまで入らない。。そんな時にはアイリッシュ・コーヒーがバッチリです。
食後のコーヒーとデザートと食後酒を一緒にしてしまったような満足感が残ります。。やっぱりおいしぃ〜わぁ〜♪(^^)v
今夜はちょっとアルコールが入りすぎたかな・・・?と、さすがにその後にパブへ行くのは諦めました。。明日はダブリンだしね。。