アイルランド日記〜2002・早春♪ bQ ![]()
3日目 2/25(月)
今にも泣き出しそうな静かな曇り空・・・アイルランドの田舎らしい朝です。
B&Bに泊まる楽しみの一つは朝食♪
フル・アイリッシュ・ブレックファストは、フレッシュジュースと数種類から選べるシリアルに始まり、卵料理にベーコン、ソーセージ、焼きマッシュルームと焼きトマト(これ最高!)そしてブラックプディング&ホワイトプディング。。その家によって多少の違いがありますが、それらがワンプレートに。。
ミルクティー(イギリス&アイルランドにはレモンティーなんてものは存在しません)orコーヒーを飲みながら、薄いトーストにジャム、そして忘れちゃいけないブラウンブレッド(ソーダブレッド)。。
私が知っているアイルランド人のほとんどの家庭では、ブラウンブレッドは奥さんのホームメイドでした。
発酵要らずで焼くこのパンは、意外と簡単に焼けるので、どの家でも朝食には母の味のしっとりとした良い香りのパンが並びます。
この日の朝食はご主人がサーブしてくれました。。奥さんは昨夜遅かったため、ワンちゃん達とまだベッドの中だとか・・・(^^)
そして、同年代らしいアメリカ人の女性客2人も一緒に朝食を頂きました。彼女たちもレンタカーで観光をしているそうです。
アイルランドの西岸、大西洋の先はもちろんアメリカ。東のダブリン空港がヨーロッパからの玄関なら、西のシャノン空港はアメリカからの玄関口。
その昔、飢饉に襲われたアイルランドの多くの人達が、西岸からアメリカへと夢を求めて移住しました。
アメリカ人観光客の中には、移民だった自分達のルーツを探しにアイルランドにやってくる、アイリッシュ・アメリカンも多いのです。
そしてアイルランド人達も、おとなりのイギリスよりも自由の国アメリカの方が好き・・・かも。。^^;
オフシーズンの昨夜の泊り客は、私達を含めてこの2組。
話好きのダンナさんが一緒にテーブルを囲み、アメリカや日本ではどんな朝食を食べるのか?アイリッシュも普段はこんなたくさんの量の朝食は食べないよ〜・・・などと話をしながら朝食をいただき、これからの観光ドライブコースのアドバイスをもらったりしました。
こんな時、英会話のちょっぴり苦手なエミちゃんは、後でつくづく私に言います。。「私も会話に入りたかった・・・(;_;)」
エミちゃんも会話の内容は理解しているのだけど、自分が会話に口を挟みたくてもとっさに英語が出てこない・・・日本人の典型的な悩みを持っています。。こればっかりは慣れですからねぇ。。(^^)
すごいボリュームの
フル・アイリッシュ・ブレックファスト♪
すでにシリアル(この日はコーンフレーク)
はお腹の中・・・(^_^;)
トースト2枚とブラウンブレッドを食べたら、
お昼はスープくらいしか入りません。。
ちなみにこのおうちの食器セットは
英国エインズレイ社の
コテージガーデンのフルセット♪
食器好きにはたまらん贅沢な食卓です。豆知識♪
イギリスのイングリッシュ・ブレックファストもその内容とボリュームはほぼ同じなのですが、
その違いはこのブラウンブレッドがないことかな。
朝食を終えて、小雨の中いざ出発♪
前日は夕方暗くなってから宿に着いたので、この「かわいい村大賞」をとったという村を見ていなかった・・・前夜の楽しいパブだけでも満足だけど(笑)
ということで、まずはアデアの村をウロウロ。。
独特の萱葺きのアイリッシュコテージがまだそのまま残されていたり、古い教会があったり・・・なるほどかわいい村でした。
そして11時ごろ車は次の目的地ディングルへ。。。
どれくらいかかるのかなぁ〜と何もないまっすぐの国道を走り出すと、まわりの車が飛ばすわ飛ばすわ。。。
私も調子に乗って追いつこうとぶっ飛ばし。。でも80kmくらいしか出してないのになんか早いよなぁ〜とよく考えたら、メーターはマイル表示。。
って事は×1.6で、わぁ〜お・・130km近くだしてたのかぁ〜(>_<)。 そりゃ早いわけだわ。。
と、勘違い猛スピードのお陰で、あっという間にトラリー(TRALEE)の町を抜け、海岸線のドライブへ・・・いよいよディングル半島へ突入です。
お昼過ぎにはディングル(DINGLE)の町に着いたので、さっそく町のパブ「Marphy's」でランチ♪
朝食をたっぷりとったので、シーフードチャウダーにブラウンブレッドでお腹がいっぱい・・・その上サンドまで頼んでしまって地獄。。(>_<)
次からは朝食の量を考えねば・・・ね。。
腹ごしらえをした後は、本日のメイン・イベント、ディングル半島ドライブへ。。
私は5年前にも来た事があるのですが、その時は現地の一日バスツアーというのに乗り込みグルッと一周しただけ・・・車窓から見える風景を眺めながら、あぁ〜ここに立ち止まって見たいと思う場所が何度もあり、次回は自分の運転でドライブしたいと思っていたのです。
荒々しい大西洋に突き出した、冬なのに青々とした緑の丘陵。。時々ぽつんと現れる小さなアイリッシュ・コテージの煙突から昇る白い煙。。
緑の牧草地と思いきや、海に向ってむき出している岩盤。。そして無数に点在する数世紀は経っているだろう遺跡群。。
急な崖にへばりつくように放牧されている羊達が、あおられて落ちやしないかと思うほどの強風。。
多くの芸術家達がこの地を愛し住み着いたと言われる、遺跡と伝説の里ディングル半島。。とても言葉では表現できない美しい風景です。
時々湾に顔を出すと言うアザラシの姿を期待したのですが、この日は残念ながら見る事ができませんでした。
RONANという名前の意味は、アイルランド語でアザラシの赤ちゃん。。きっとROちんはこの地に帰ってきてるはずです。。
のんびりと丘陵を眺めていると、ROちんが被毛をなびかせて緑の中を駆け下りて来るような気がしてなりませんでした。
重〜い曇り空。
海に突き出す丘陵の間にできた湾。
こんな入り組んだ海岸線が、グルッと半島を廻っています
そしてここは映画「ライアンの娘」の
撮影が行われた場所。海に向って立つ高さ4m程のキリスト像。
突然スレー岬の先にこの像が表れると、
とても神聖な場所のように感じられます。
海に出て亡くなった多くの人達の為に
建てられたのでしょうか・・・?
ガララス礼拝堂
この周辺に数多く残る石造りの遺跡の中でも、
特にキレイに保存されている
7〜9世紀頃の建物です。
半島の突端を一周してディングル半島中心の港町ディングル(DINGLE)に戻るとすでに夕方。。さぁ、今夜の宿探しです。。
せっかくのディングル・ベイだから、ベイ・ビューがいいねぇ〜なんて言いながら湾沿いの道を走っていると、GOODな立地のゲストハウス見っけ。
料金が気になるところだけど、とりあえずあたってみよう・・・とチャイムを鳴らすと、ちょっと溜息交じりに話す元気のないおかみさんが。^^;
「今夜お部屋空いてますか?」と聞くと1階のベイビューの広〜いツインの部屋に通されて、一人28ユーロ(約3400円)だとか。。
この部屋の窓からの景色で28ユーロなんて、安い・・・と、モチ即決定! ちょっとおかみさんの溜息しゃべりが気になりながらも泊まる事にしました。
部屋に荷物を運んでまずはひと休み・・・のはずが、ベッドの上で背中を伸ばしたら動きたくないほどいい気持ち。。
前夜に遅くまでパブではしゃいだ上に、一日結構長距離ドライブしてきた為、やっぱりちょっと疲れてるのかも。。
その上遅い時間にランチをたくさん食べすぎた為、お腹が全然すいてない。。
それじゃあ今夜は、窓からの景色を眺めながら、お部屋で飲みましょうか・・・という事になり、買出しに。。
お酒も売ってる町のSPARへ行って、ビールやらシードルやら、ワインとおつまみ類を買い込みお部屋へ。。
ゆっくりシャワーを浴びた後にさぁ〜乾杯♪ せっかくのベイビューはもう真っ暗だけど、灯り一つない景色というのも日本では珍しいかも。(^_^;)
女二人で酒盛り♪・・・話題はもちろんいろんなグチ(笑)。。そして最後には、やっぱり旅はいいやねぇ〜との結論でベッドへ。。
前夜のパブでワイワイとは違って、これはこれでまた意外と楽しいのですわ。。(^^)
Coastline Guesthouseの
部屋の窓からは
ディングル湾の静かな海が・・・
この景色を眺めながら乾杯♪
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