プラトニックセックス 2001年10月公開
監督:松浦雅子
主演:加賀美早紀・オダギリジョー




とても感想に困るタイプの映画。作り手が何を表現したかったのかがいまいち伝わってこないから困る。
ヒロインの辛さを表現したいのか、世の中の理不尽さを表現したいのか、それともただのラブロマンスなのか?というわけで、ストーリー的に私は感情移入のできないタイプの映画でした。というのはもしかして年齢のせいか?

しかし、オダギリってのは奇妙な色を放ちます。

いわゆる今時の普通っぽい青年ですが、その未熟な人間性みたいのは非常に良く現れていました。髪形といい、表情といい、行動といい、今時(公開時のね)の青年ですよ。
全編を通して一番美しい!と思ったのはクラブのブースでお皿を回している姿ですね(っつっても大道芸ではないです)。
非常に不健康なライティングで緑色とかに照らされてるオダギリは、やはり美しい!不健康な色合いが妙に似合ってます。お皿回しながらメールのやり取りするのはどーなのよ?と思ったけど、そんなおばちゃん的な突っ込みは置いといて、メールのやり取りからフロアにいるであろうヒロインを捜す視線はたまりません。
目を見開き視線を泳がせ、捜す捜す。そして見つけた瞬間はカメラ目線。つまり私!私ですよ!オダギリの視線の先は!「君か?君がそうなのか?」というオダギリのモノローグが聞こえてきちゃいそうな目で見られて、めっちゃ照れた(←アホです)。
まさに、あんたに台詞はいらないぜ!オダギリ!な瞬間でした。


んで、次にきれいだなあと感心したのは煙草を吸うときの指(←そんなとこしか見てない)。
指長い!すらーっとして美しい!そして煙草を右手から左手に持ちかえる。再びきれい!指だけでいいよ、それだけでいいから欲しい!昔から手のきれいな男の人ってツボなんですけど、オダギリの指はそれそのものだということが確認された場面でございました。


んで、次!ヘルメット姿で力仕事に励む姿。
このストーリー展開で力仕事に転向するところがものすごく短絡的でびっくりしちゃうのですが、それはさておきヘルメット姿。オダギリ顔小っちゃ!似合ってるとはまったく言いがたい姿ですが、貴重なものを見せていただきました。ヘルメットといってもいろいろだねえ。
バイクのフルフェイスとか、新選組の鉢金(これをヘルメットというのは申し訳ないが)とかものすごーく似合ってて美しいのにさ。安全第一なヘルメットはちゃんと格好悪く見えるものなのですね。というより、この場面で格好良かったらストーリー的におかしいので、これでOK!でした。


あとプラトニックセックスなのに(原作&R15指定)まるでエッチじゃないのがものすごく気になった。
キスシーンのオダギリの顎はもう美しすぎて、色気が漂いすぎて瞬きするのももったいなく見つめてしまいましたが、きれいなだけでエッチな感じはしなかったですねえ。別にエッチを求めて見てるわけじゃないんだけど、こんなに淡白でいいのかなあ。


あと書いとかなくちゃいけないのはラストでしょうねえ。
こんなにご都合主義なラストも珍しい。簡単に終わっちゃうものなんですね。不思議だなあ、このストーリー。
とりあえず言えることは、霊安室でのカメラアングル(←細か!)。上から!上からでお願いします!そこからじゃ、美しきオダギリのお顔が拝めない!この際ヒロインではなく、オダギリの方を映していただきたい!俯瞰で願います!と、最後はただの個人的欲望ですので聞き流してくださいまし。

しかし、タイトルを書きながら、「凄いタイトルだなこれ」と何度も思ってしまいました。


2004.12.1

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