志をはたして いつの日にか帰らん


 何の変哲もない千葉の郊外の写真です。工場予定地や開発途中の空き地はたくさんあります。田舎での少年時代は、このような所は遊びの宝庫でした。オニヤンマやアゲハを追いかけ回したり、秘密の隠れ家を造ったり、、。女の子も、花摘みや草首飾り材料を探して遊んでいました。今で言う変質者などの心配もなかった、、。
兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

如何に います父母 恙なしや 友がき
雨に風につけても 思いいずる故郷
志をはたして いつの日にか帰らん
山はあおき故郷 水は清き故郷
高野辰之作詞・岡野貞一作曲/文部省唱歌(6年)

 私は、「志をはたして いつの日にか帰らん」というフレーズに限りない哀愁を感じます。しかし、いまや父母もなく、故郷も大きく変容しています。あの空き地や小川はなく、山河あるのみ。人は40歳を過ぎると過去と対話して生きていくと言われます。精神の主柱を故郷に求めたくなるのは私だけでしょうか。皆さんは如何に?